The Highly Sensitive Parent:
Be Brilliant in Your Role, Even When the World
Overwhelms You

by Elaine N. Aron, Ph.D.

　子育ては、この世で最も価値のある、そしてやりがいのある仕事であると同時に、挑戦を求められる仕事です。そしてこのことは特にHSPに当てはまります。HSPの親はたいてい子どもたちに波長を合わせるのが上手です。これは彼らが子どもたちに影響を及ぼす個々の問題について深く考えるからですが、同時にそのことは良くも悪くも強い感情を彼らに生じさせることになります。ですから、HSPにとって子育ては特有のストレスをもたらすことになります。ただし、良いニュースもあります。敏感であることは、親たちの最も価値ある長所になり、そのことで喜びは大きくなり、子どもたちとより親密で、幸せな関係をもたらす可能性を秘めているからです。

　HSPの古典的名著『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』の著者で、HSPに関する多くのベストセラーを持つエレイン・アーロン博士が、そんなHSPの親たちにとって必携の本を書き上げました。広範な研究調査や彼女自身の体験に基づき、敏感な親たちが自身の特性を確かめる方法や、敏感さに対処するための方法を紹介しています。例えば…

・親たちが自分の敏感さのレベルを確かめるためのセルフテスト
・刺激過多に対処するための様々な手段
・子育てに関わるネガティブな感情に対処するためのアドバイス
・子どもを持つことによって増えた社会的な刺激や交流に対処する方法
・他の親たちと一緒になった時に、内気になってしまう場合のテクニック
・人間関係でHSPの親たちが直面する５つの大きな問題への洞察と、それを乗り越える方法

　HSPはたんに良い親になるだけでなく、素晴らしい親になる可能性を持っています。この画期的で、しかも温かみがあって、ポジテティブな実用書は、読む人に（そして彼らの子どもたちに）自信や気づき、そして必要不可欠な対処スキルを与えてくれるでしょう。そして子育てという旅のそれぞれのステージを、実りあるものにしてくれるはずです。

邦訳題名：『ひといちばい敏感な親たち』
エレイン・N・アーロン著　片桐恵理子訳　パンローリング株式会社